独立開業をする弁護士

弁護士には、法律事務所に所属している人と、独立開業している人とがいます。そして、その両方にメリットとデメリットとがあります。

まず法律事務所に所属する場合、その事務所の運営には直接関わることはなく、弁護士としての仕事に専念することができます。また、ネームバリューや信用のある法律事務所の場合、依頼が来やすいというメリットもあります。

デメリットは、基本的にその法律事務所の方針に従わなければならないという点です。自分の考えとは違っていたとしても、その方針に沿った行動が求められることになります。一方独立開業する場合には、その方針を自分自身が決めることができます。また、依頼を受けるかどうかも自分で決定できるため、自分の得意とする分野における仕事をしやすくなる点もメリットです。

ただし、運営にも時間と労力とを使うことになります。弁護士としての業務だけでなく、人事や経理や広報などもおこなうことになるのです。スタッフの管理や統率も、大事な業務のひとつです。そういった業務によって、勉強したり実績を積んだりするペースがやや遅くなる点がデメリットと言えます。

そのため独立開業をする弁護士の多くは、ロースクールの卒業後には、最初は法律事務所に所属しています。法律事務所から仕事をもらい、それをこなしながら勉強も進めていくのです。それにより、知識は増えますしスキルも着実に伸びていきます。

法律事務所から給料をもらうという立場ですから、預貯金も増えていきます。そしてある程度実績を積んで、スキルを身につけて、資金も用意できるようになってから、独立開業をするわけです。